オランダからケタミン約5キロを密輸容疑 ブラジル国籍の男を逮捕
大阪府警は2026年4月6日、営利目的で麻薬「ケタミン」を密輸した疑いとして、ブラジル国籍の無職、サカイ・ウェンデル・リベイロ容疑者(50)=京都市中京区=を麻薬及び向精神薬取締法違反(営利目的共同輸入)などの容疑で逮捕したと発表しました。リベイロ容疑者はすでに同罪で起訴されているとされていますが、府警は認否については明らかにしていません。
約28センチ四方の箱に隠して国際宅配便で輸入
府警薬物対策課の調べによると、リベイロ容疑者は営利目的で昨年7月、ケタミン約5キロを約28センチ四方の箱に隠してオランダから国際宅配便で輸入した疑いがあります。ケタミンは乱用すると幻覚などの症状が出るとされる向精神薬で、その密輸が摘発されました。
捜査のきっかけは、大阪税関関西空港税関支署からの通報でした。府警が宅配便の宛先だった大阪市住吉区の無職の男(41)=麻薬特例法違反容疑などで既に逮捕=の関係先などを捜査した結果、リベイロ容疑者の関与の疑いが浮上しました。府警はリベイロ容疑者がこの密輸事件の指示役だったとみて、詳細な経緯を追及しています。
密輸ネットワークの解明へ捜査継続
今回の逮捕は、国際的な薬物密輸ネットワークの一端を明らかにする可能性があります。ケタミンは医療用としても使用されることがありますが、違法な流通は社会に深刻な影響を与えるため、府警は関連する人物や経路の解明に力を入れています。捜査関係者は「密輸の手口や組織的な背景について、さらなる情報を収集中だ」と述べています。
薬物犯罪は近年、インターネットや国際物流を利用した巧妙な方法が増えており、当局は税関や海外の捜査機関との連携を強化して対策に当たっています。今回の事件も、そうした国際協力の成果の一つと言えるでしょう。
リベイロ容疑者の逮捕により、密輸ルートの遮断とともに、国内での薬物流通防止への期待が高まっています。府警は今後も、類似事件の防止に向けた警戒を続ける方針です。



