終わらない原野商法の実態 40年越しで妻も被害に 栃木の山林を購入
終わらない原野商法 40年越しで妻も被害 栃木の山林

連載:くらしとマネー 深掘り終わらない原野商法

山林を買わされた夫。そして40年越しで買い増した妻。高度経済成長期の1960年代に始まったとされる「原野商法」の被害が、半世紀以上たった今も続いている。今回は、東京都内の夫婦が約40年の年月をまたいで計3回の被害に遭ったケースを取材した。

夫が最初の被害に

事情を知る弁護士によると、最初に被害に遭ったのは夫だった。第2次オイルショックの影響が残る1979年、ある業者から栃木県那須塩原市の100平方メートルの「原野」(登記簿上の地目)を購入させられた。購入金額は現在では不明だが、業者は「リゾート開発の計画がある」などと虚偽の説明をしていたという。

夫は2017年に他界。その際、ほとんど価値のない原野を妻が相続した。すると、登記簿を確認したと思われる東京の業者が突然訪問してきた。

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妻への二次被害

妻は当時83歳。後に娘が聞いたところによると、業者は「新幹線が通る予定がある土地だ」と説明し、那須塩原市の別の地域にある「山林」と「雑種地」を購入させられたという。現地を確認することなく契約してしまい、購入金額なども覚えていなかった。

しかし、妻の被害はこれで終わらなかった。原野商法の「二次被害」は後を絶たない。過去に不要な土地を購入してしまった負い目につけ込んで、業者は再び近づいてくるのだ。

業者の手口と対策

記事後半では、業者の具体的な手口や被害を防ぐ心構えについて、専門家がアドバイスを提供する。例えば、「山林に日本料理店を建設する計画がある」といった虚偽の話で購入を迫るケースが報告されている。

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