愛知県警の不祥事、勤務中のスマホ賭けマージャンで3警官を停職処分
愛知県警察本部は、勤務時間中に同僚とスマートフォンのマージャンアプリを使用して現金を賭けた疑いで、津島警察署地域課の男性巡査部長(41歳)を含む男性警察官3人を停職処分とし、単純賭博容疑で書類送検したことを発表しました。この不祥事は警察官の倫理規定に反する重大な行為として、県警の春日章・首席監察官が「警察官としてあるまじき行為で、深くおわび申し上げます」と謝罪コメントを出しています。
詳細な調査で300回の賭博対局を確認
県警の調査によると、3人の警察官は2024年7月から10月にかけて、津島署管内の交番などでマージャンアプリを利用して50回の対局を行い、1回あたり500円を賭けていた疑いがあります。さらに、2023年から2025年にかけて現金を賭けた対局は合計300回に上ることが明らかになりました。3人は「勤務中の暇つぶしで始めた」と説明しており、当初はジュースやたばこを賭けていたものの、途中から現金賭博に移行したとされています。
この事件では、監督責任が問われ、当時の上司を含む11人の警察官も戒告や本部長注意などの処分を受けました。また、勤務中に馬券購入などをしていた別の男性警察官5人についても、本部長注意や所属長訓戒が科せられています。
不起訴処分となった経緯と今後の対応
単純賭博容疑で書類送検された3人の警察官のうち、元巡査部長の男性(41歳)は依願退職しています。名古屋区検察庁は2026年3月30日付で、3人全員を不起訴処分としました。検察側は「反省の情などを総合的に考慮した」と処分理由を説明しています。
この事件は、警察組織内部の規律違反と監督体制の不備を浮き彫りにしました。愛知県警では、再発防止策として職員への倫理教育の強化や勤務中のスマートフォン使用規制の見直しを検討しているとみられます。公務員としての信頼を損なう行為が明らかになったことで、今後の警察活動に対する市民の監視も厳しくなる可能性があります。
この不祥事は、単なる個人のモラル問題を超えて、組織全体の管理システムの課題を示しています。警察官が公務中に賭博行為に及んだ背景には、勤務環境やストレス要因も影響していると指摘する声もあり、根本的な対策が求められる状況です。



