警視庁は28日、東京・新宿区の会社事務所で4月に発生した強盗未遂事件に関連し、栃木県栃木市に住む会社員の男(20)を強盗未遂などの容疑で逮捕したと発表した。男の認否は明らかにされていない。
事件の概要
逮捕容疑は、4月7日午後2時10分ごろ、共謀して新宿区内の会社事務所に配達員を装って侵入し、40代の男性従業員にクマよけスプレーを噴射するなどして金品を奪おうとしたとされる。警視庁は、男が実行役の一人とみて詳しく調べている。
逮捕の経緯
この事件では、これまでに実行役や道具の準備役、運転役とみられる栃木県在住の少年ら6人が逮捕されており、今回で逮捕者は7人目となる。警視庁は、匿名・流動型犯罪グループ(匿流)による事件とみて、実行役の上位に指示役が存在するとの見方を強めている。
少年らの関与
捜査関係者によると、逮捕された少年の一人が、SNSで知り合った人物から匿名性の高いアプリを通じて3月下旬に犯行の誘いを受け、その後友人らを勧誘したとみられる。今回逮捕された男は、この少年と高校の同級生だったという。
関連事件の可能性
被害に遭ったのは酒買い取り店の事務所で、3月にも窓ガラスが割られて侵入される窃盗未遂事件が発生していた。その際、現場付近で目撃された車が、5月に栃木県上三川町で発生した強盗殺人事件の現場付近で見つかった車と酷似しており、警視庁などが関連を調べている。
今後の捜査
警視庁は、SNSを通じて実行役を募集する「闇バイト」の手口が用いられた可能性もあるとみて、指示役の特定を進める方針だ。



