消えた金塊13億円事件、購入業者代表女性がカフェでのナンパを告白
東証スタンダードに上場する企業が、刻印のない金塊の取引において、13億円を超える巨額の損失を被るトラブルに巻き込まれています。この事件では、61本もの金塊が持ち去られた経緯が注目されており、その真相が徐々に明らかになりつつあります。
神奈川県内のマンションでの緊迫したやり取り
2月初旬の夜、神奈川県内のマンションで、記者がインターホン越しに女性に質問を投げかけました。「最後の取引で金塊を持ち去ったのはあなたですよね」と尋ねると、女性はあいまいな返答をしました。「違います。違うというか、私はまず解雇されているので。言いたいことはたくさんあるけど、ちょっと弁護士に確認してからでもいいですか」と語り、事件への関与を否定しつつも、複雑な事情をほのめかしました。
この女性は、東証スタンダード上場企業「unbanked(アンバンク)」の金塊取引において、購入業者の代理人として登場した人物です。最後の2回の取引では、合計61キロの金塊が女性側に引き渡され、13億円超の代金が未回収のままとなっています。事件の背景には、金塊の購入業者の代表を務める20代女性と、その元交際相手であるC氏との関係が深く関わっていることが浮上しています。
ナンパから始まった人間関係と事件への発展
金塊購入業者の代表女性は、8年前にカフェでナンパされた経験を告白しました。その相手が元交際相手のC氏であり、この人間関係が事件に絡んでいる可能性が指摘されています。2025年7月30日には、女性とC氏の間でLINEメッセージのやり取りが行われており、一部の画像は修正されていますが、取引に関する詳細な内容が含まれていたとみられます。
事件に関連する主な登場人物は以下の通りです。
- unbanked: 金塊の取引で多額の損失が生じた上場企業。
- A氏: 大株主が派遣した業務遂行社員で、金塊の取引先を紹介。
- A氏紹介の取引先: 金塊の仕入れ先2社と購入業者。
- B氏: 金塊の購入業者の代理人とされる50代女性。
- C氏: 購入業者代表の20代女性の元交際相手。
unbankedは昨年7月から本格的に金塊取引を開始しましたが、刻印のない金塊を扱うことで、不正や紛失のリスクが高まったと見られています。取引プロセスには、大株主から派遣されたA氏が関与し、仕入れ先や購入業者を紹介したことで、複雑なネットワークが形成されました。
事件の影響と今後の展開
この事件は、上場企業のガバナンスや取引管理の脆弱性を露呈させました。13億円超の未回収代金は、企業の財務状況に深刻な打撃を与える可能性があります。また、ナンパから始まった人間関係がビジネス取引に悪影響を及ぼすケースとして、社会的な関心を集めています。
現在、関係者への取材や法的な手続きが進められており、真相解明に向けた動きが加速しています。購入業者代表女性は弁護士との相談を経て、さらなる証言を行う意向を示しており、事件の全容が明らかになる日も近いかもしれません。
金融取引における信頼性と透明性の重要性が改めて問われる中、この事件は業界全体に警鐘を鳴らす事例として注目されています。今後の捜査や企業の対応に、引き続き注目が集まります。



