茨城県の男性職員、育休取得率100%達成 ジェンダー平等指数で行政分野が大幅上昇
茨城県男性職員の育休取得率100% ジェンダー平等指数で行政が躍進 (09.03.2026)

茨城県の男性職員、育休取得率100%を達成 ジェンダー平等指数で行政分野が大幅に向上

茨城県は、研究者などで構成される「地域からジェンダー平等研究会」が公表した「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」において、行政分野で顕著な進歩を見せた。昨年の31位から8位へと大幅に順位を上げ、ジェンダー平等への取り組みが評価されている。

行政分野の躍進と育休取得の実態

茨城県の行政分野では、教育委員会を除く管理職の男女比が男性595人に対して女性127人となり、全国で12位となった。さらに、選挙管理委員会などの委員会では男性40人、女性35人と、女性の割合が全国トップを記録した。分析を担当した上智大学の三浦まり教授は、「スピード感を持って改善している」と高く評価している。

特に注目されるのは、県職員の育児休業取得状況だ。女性の取得率に対する男性の取得率は28.1%と全国で最も低い水準にとどまったが、産後8週間を含めた取得率では、男性職員の100%が育休を取得していることが明らかになった。これは、茨城県が職場環境の整備に力を入れている証左と言える。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

政治・経済分野でも順位向上

政治分野では、前年の31位から18位へと順位を上げた。衆参両院の選挙区選出議員11人のうち、女性が3人となったことが影響している。経済分野では、男性社長に対する女性社長の割合が21.5%で全国2位となり、農協や漁協の役員男女比も4位と高い水準を維持した。三浦教授は、「経済、政治とも良く、躍動感が感じられる」とコメントしている。

一方で、教育分野は前年の9位から13位へとやや順位を下げた。これは、他の分野に比べて改善のペースが緩やかであることを示しており、今後の課題として浮上している。

今後の展望と課題

茨城県のジェンダー平等への取り組みは、行政分野を中心に着実な成果を上げている。男性職員の育休取得率100%は、ワークライフバランスの推進において重要な指標となっている。しかし、教育分野での順位低下や、女性管理職の割合向上など、さらなる改善の余地も残されている。

三浦教授は、茨城県の取り組みを「スピード感を持った改善」と評し、今後の継続的な努力に期待を寄せている。地域社会全体でジェンダー平等を推進するためには、政治、経済、教育の各分野でのバランスの取れた発展が不可欠だ。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ