JR仙台病院で患者6600人分の個人情報保存SSDが紛失、漏洩の可能性
JR東日本東北本部は2月18日、JR仙台病院(仙台市青葉区)において、患者約6600人分の個人情報が保存された記録媒体「SSD」を紛失したと正式に発表しました。現時点では個人情報の流出は確認されていないものの、氏名や入院病棟、疾患名などが外部に漏洩する危険性があると指摘されています。
紛失の詳細と経緯
発表によると、紛失したのは廃棄予定だったパソコン8台分のSSDです。これには患者計6639人分の個人情報が含まれており、具体的には氏名、入院病棟、疾患名などが記録されていました。同病院では今月3日、社員が廃棄予定のパソコンのデータ削除作業を行っていた際、起動しない端末が発見され、内部確認の結果、内蔵されているSSDとバッテリーがなくなっていることが判明しました。
これらのパソコンは昨年6月以降、施錠された部屋で保管されていたとされていますが、厳重な管理にもかかわらず、SSDが消失するという事態が発生しました。同病院はこの事態を受けて、今月16日に宮城県警に対して被害届を提出し、盗難の可能性も含めた詳細な調査を開始しています。
病院側の対応と再発防止策
石岡千加史院長は今回の事態について、「個人情報管理の意識を高め、再発防止に全力を尽くす」とのコメントを発表しました。医療機関として患者のプライバシー保護は最重要課題の一つであり、このような情報漏洩のリスクは深刻な問題です。同病院では、今後の対策として、データ管理プロセスの見直しや職員への教育強化を進めるとしています。
また、今回の事例は、医療情報の適切な取り扱いや廃棄手順の重要性を改めて浮き彫りにしました。患者の信頼を損なわないためにも、迅速かつ透明性のある対応が求められています。宮城県警の調査結果を待ちつつ、同病院は再発防止に向けた具体的な措置を講じていく方針です。



