群馬県医師会が新拠点「群馬メディカルセンター」を起工 来年7月の利用開始を目指す
群馬県医師会は3月14日、前橋市本町の予定地において、移転新築を計画する「群馬メディカルセンター」の安全祈願祭と起工式を執り行いました。この新施設は、来年7月の利用開始を目標としており、県民に開かれた空間づくりや新たな感染症への対応機能を強化することが特徴です。
移転先の詳細と建設背景
移転先は、かつて市職員研修会館が建っていた前橋市本町の土地で、面積は2,663平方メートルです。県医師会はこの土地を市から取得し、新センターの建設に着手しました。建物は鉄骨造りの3階建てで、延べ床面積は1,945平方メートルとなります。
現在のセンターは建設から約60年が経過しており、老朽化が進んでいます。約15年前から新築の検討が始まりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、計画が遅延していました。当初は5階建てを予定していましたが、建築費の高騰を受けて規模を縮小し、現在の3階建てに落ち着きました。事業費は約13億円を見込んでいます。
新施設の機能と特徴
新センターには、群馬県医師会に加えて、県臨床検査技師会や県栄養士会などが入居する予定です。主な機能としては以下の点が挙げられます。
- 在宅医療総合支援センターの設置:高齢化社会を踏まえ、看護や介護など関連職種との連携を強化し、地域医療をサポートします。
- 大規模災害時の拠点化:緊急時には医療活動の基地として機能し、県民の安全確保に貢献します。
- 感染症対策の強化:新たな感染症発生時には、初期対応を迅速に行えるよう、一方通行を想定した設計を取り入れています。
- 県民向けの健康講座の開催:1階を開放的な空間とし、定期的な健康イベントを通じて地域コミュニティとの結びつきを深めます。
関係者のコメントと今後の展望
群馬県医師会の須藤英仁会長は起工式で、「この施設は医師が集まる重要な拠点です。県民のため、非常時にも力を発揮できるような施設に育てていきたい」と意気込みを語りました。新センターは、単なる事務所ではなく、医療ネットワークの核として、群馬県全体の健康増進に寄与することを目指しています。
今後は建設工事が本格化し、来年7月の利用開始に向けて準備が進められます。県民から愛される施設となるよう、設計や運営面での工夫が続けられる見込みです。



