佐賀市の看護専門学校で107人の卒業生が医療現場へ新たな一歩
佐賀市医師会立看護専門学校において、令和8年2月28日に盛大な卒業式が執り行われました。同市水ヶ江の校舎で開催された式典では、看護専門課程と看護高等課程を合わせて107人の卒業生が、医療従事者としての第一歩を踏み出しました。
二つの課程から巣立つ未来の看護師たち
今回卒業を迎えたのは、3年制の看護専門課程から51人、そして2年制の看護高等課程から56人の計107人です。卒業証書授与式では、吉原正博校長が一人ひとりに証書を手渡し、温かい激励の言葉を贈りました。
吉原校長は式辞の中で、「医療技術が日々進歩する現代においても、学び続ける姿勢を決して忘れないでください。そして何よりも、患者一人ひとりに真心から寄り添う看護を実践することを心がけてほしい」と卒業生たちに呼びかけました。
AI時代における看護の本質を見据えた誓い
卒業生を代表して挨拶に立ったのは、看護専門課程の千々岩瞳さん(38歳)です。千々岩さんは自身の決意を次のように語りました。
「人工知能(AI)の技術が医療現場で不可欠なものとなる時代が来ています。しかし、看護において最も大切なことは、テクノロジーではなく人と人との信頼関係の構築にあると確信しています。私はこれからも、患者様から信頼される看護師を目指して努力を続けていきます」
家族の支えを力に変えて
千々岩さんは3人の子どもを育てながら、厳しい実習や学業に取り組んできた経歴を持ちます。その苦労と成長の過程について、次のように振り返りました。
「家族や友人、そして先生方の温かいサポートがあったからこそ、ここまで乗り越えることができました。この感謝の気持ちを胸に、患者様の気持ちに真摯に寄り添える看護師になりたいと思います」
卒業生たちはそれぞれの新しい職場で、佐賀県内外の医療機関に赴任することが決まっています。地域医療を支える新たな戦力として、彼ら彼女らの活躍が期待されています。



