栃木市、外国人増加に対応「多文化共生推進プラン」を策定へ 2026年度から5年間
栃木市、外国人増で多文化共生プラン策定 2026年度から (27.03.2026)

栃木市、外国人住民の増加に伴い多文化共生推進プランを策定へ

栃木県栃木市は、外国人住民の増加を踏まえ、多様な文化や価値観を持つ人々が共に暮らしやすい地域づくりを目指す「栃木市多文化共生推進プラン」を近く発表する。期間は2026年度から30年度までの5年間となる。行政と地域、市民が互いの文化や習慣を尊重しながら暮らしやすい環境づくりを推進していく方針だ。

プランの基本方針と具体的な取り組み

キャッチフレーズは「ともにつくる 多文化共生のまち 栃木市」。教育、生活、仕事、交流・協働の4分野を柱としており、具体的な取り組みとしては以下のような施策が盛り込まれている。

  • 転入届の手続き時に外国人向けの生活オリエンテーションを実施し、地域社会への円滑な適応を支援する。
  • 防災・防犯リーダーズクラブを設立し、外国人住民の地域社会への積極的な参加を後押しする。
  • 多様な文化背景を持つ住民同士の交流イベントを定期的に開催し、相互理解を深める機会を提供する。

プランは国や県の政策、住民アンケートを参考に策定され、庁内外の関係者と連携した推進体制を整備した。市によると、市内の外国人住民数は今年2月末現在で6272人に上る。国籍別ではベトナムが19%で最も多く、次いでネパール15%、フィリピン、インドネシアと続いている。人口減が続く一方で外国人住民は年々増加しており、市の活力維持に向けた重要な課題となっている。

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市の担当者のコメントとパブリックコメントの結果

市総合政策課は「外国人住民が地域社会の一員として活躍できる環境を整え、市の活力と魅力アップにつなげたい」と話している。また、今年2~3月に実施したパブリックコメント(意見公募)では、反対や慎重な意見が2件寄せられた。市はこれらの意見に市の考え方を添えてプランを公表する方針を示している。

昨年9月には、外国人のための防災セミナーが開催されるなど、既に多文化共生に向けた取り組みが始まっている。今後はプランに基づき、より体系的な支援が展開される見込みだ。栃木市は、外国人住民の増加をチャンスと捉え、多様性を活かした持続可能な地域社会の構築を目指していく。

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