岐阜県可児市にある知的障害者支援施設「可茂学園」が、同市石森の国道21号可児御嵩バイパス沿いに移転し、新施設が完成した。18日には竣工式が行われ、施設や行政、工事関係者ら約50人が出席し、安心できる暮らしと自立への支援を目指す福祉拠点の完成を祝った。
新施設の概要
新施設は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は3086平方メートル。日当たりの良い南側に居室を集め、食堂や浴室、作業室、ホールなどを整備した。定員は入所60人、通所25人、短期入所3人で、従来と同じ規模を維持している。入所者は今月末に新施設へ移る予定だ。
移転の背景
可茂学園は1991年に、ぎふワールド・ローズガーデン東側の丘陵地に開園した。しかし、2010年の豪雨で敷地ののり面が崩れ、2012年には敷地の多くが土砂災害の警戒区域および特別警戒区域に指定された。このため、国や県、可茂地域の市町村から補助金を得て、移転計画を進めてきた。
竣工式の様子
竣工式では、運営する社会福祉法人可茂会の藤掛仁博理事長が「建築費高騰で移転計画には曲折があったが、今日を無事に迎えられたのは市町村や保護者会、後援会の助力のおかげ」と感謝の意を述べた。また、可児市の肥田光久副市長や御嵩町の渡辺幸伸町長が祝辞を述べ、施設の新たな門出を祝福した。
地域に開かれたカフェを併設
新施設には、地域に開かれたカフェ「喫茶かもん!-Come On!-」を併設する。ここでは、可茂会が運営する関連施設「カフェ&ベーカリー麦の丘」のパンなどを提供し、住民に気軽に訪れてもらうことを目指している。カフェは6月20日以降にオープン予定だ。
なお、旧施設は今後解体され、敷地は所有者である可児市に返還される。



