司法面接の誘導指摘、傷害罪で女性に無罪判決…滋賀地裁が証拠不十分と判断
司法面接の誘導指摘、傷害罪で女性に無罪判決

司法面接の手法に疑義、傷害罪で女性に無罪判決が下る

滋賀県内に住む女性が、同居していた児童の頭を傘で殴打してけがを負わせたとして傷害罪に問われた事件で、大津地裁は無罪判決を言い渡しました。判決は2026年3月13日付で、検察側が求刑した懲役1年2月を退ける形となりました。

事件の概要と検察の立証内容

この事件では、女性が2025年3月下旬、自宅で夫の連れ子(当時11歳)の頭を傘で複数回殴打する暴行を加え、全治約2週間のけがを負わせたとして起訴されていました。検察側は、児童への傷害行為を立証するため、司法面接を通じて証拠を収集しました。

裁判所が指摘した司法面接の問題点

谷口真紀裁判官は判決で、検察官が行った司法面接の手法に重大な疑義を表明しました。具体的には、児童の供述を要約したり、誘導的な質問をしたりした点を指摘し、「供述は自発的に得られたとは言いがたい」と述べています。裁判所は、このような手法によって得られた証拠の信頼性に疑問を投げかけました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

さらに、判決文では「暴行の事実を認定できる証拠はなく、合理的な疑いを残さない立証がされていない」と結論付け、検察側の立証が不十分であることを強調しました。これにより、女性の無罪が確定するに至りました。

検察側の反応と今後の対応

地検の中山博晴次席検事は、判決を受けて「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントしています。この発言は、検察側が判決を詳細に検討し、必要に応じて上訴などの法的措置を検討する可能性を示唆しています。

この判決は、司法面接の適切な実施方法や証拠収集の在り方について、改めて議論を呼ぶことになりそうです。特に、児童のような脆弱な証人を扱う場合の手続きの重要性が浮き彫りになりました。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ