スズキの「瞬〆」達人が技を披露、船橋漁港で水揚げ本格化
スズキの「瞬〆」達人が技を披露、船橋漁港で水揚げ

千葉県船橋市の船橋漁港で、スズキの水揚げが本格化している。地元の水産会社「海光物産」は、独自の処理技術「瞬〆(しゅんじめ)」を施したスズキの出荷を開始した。同漁港はスズキの水揚げ量で全国一を誇り、瞬〆処理による高鮮度が市場で高く評価されている。

スズキの特徴と船橋漁港の現状

スズキは夏の代表的な魚で、白身特有の淡泊な味わいが特徴だ。船橋産スズキの2025年度の漁獲量は約268トン、漁獲高は約1億9000万円に上る。アサリやカレイ、貝類の水揚げが減少する中、スズキは漁業者にとって貴重な収入源となっている。

「瞬〆」処理の詳細

瞬〆では、スズキの頭と尾に包丁を入れて血を抜き、尾の部分から背骨に向けてエアーガンで空気を送り込み、神経を一気に抜き取る。この技法は海光物産が商標登録している。8日には、報道関係者向けに処理の実演が公開された。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

地元漁業者の間で「瞬〆の達人」として知られる大野等さん(62)が、前日に幕張沖で水揚げされた体長50~60センチのスズキを手際よく処理した。大野さんは「神経をワイヤで抜く方法もあるが、エアーガンを使えば一瞬で美しく取れる」と語る。

瞬〆の効果と利用法

海光物産の大野和彦社長(66)は「瞬〆により、鮮度、見た目、味のすべてが向上する」と説明。特に「栄養を蓄える産卵前の8~9月ごろは、さらに美味しい」と強調する。瞬〆スズキは刺し身はもちろん、フランス料理などの洋食用としても幅広く活用されているという。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ