氷河期世代の低年金回避へ 政府が2028年度までの新たな3カ年支援計画を決定
氷河期世代支援 政府が新3カ年計画決定 低年金回避など柱に (10.04.2026)

氷河期世代の将来不安解消へ 政府が新たな3カ年支援計画を決定

政府は4月10日、「就職氷河期世代」の支援に関する閣僚会議を開催し、2028年度までを期間とする新たな3カ年計画を正式に決定しました。この計画は、バブル崩壊後の厳しい就職環境を経験した世代が高齢期を迎えるのを見据え、将来を含めた不安の解消を掲げています。

計画の柱となる具体的な支援策

新たな支援計画の主な柱は、老後に年金が十分に受け取れない状態の回避と住宅確保の促進です。特に、低年金リスクの軽減に向けて、2025年に成立した年金制度改革法に基づき、短時間労働者が厚生年金に加入しやすくする措置を推進します。

さらに、2029年に予定されている政府の年金試算において、基礎年金(国民年金)の水準低下が見込まれる場合には、支給額を抑制する仕組みの早期終了に向け、「必要な措置を講じるなど高齢期の所得保障に努める」と明記しました。これにより、氷河期世代の長期的な経済的安定を図ります。

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住宅確保と介護・就労の両立支援も強化

住宅面では、安定した住居の確保を促進する施策を強化します。また、親の介護と自らの就労との両立を支援するプログラムを盛り込み、多様なニーズに対応します。政府は、年齢や困窮状況に応じて手当てする方針で、個々の事情に合わせた柔軟な支援を目指します。

氷河期世代の現状と課題

就職氷河期世代は、バブル崩壊から十数年の間に就職活動を行った人々で、他の世代に比べて賃金上昇率が低いとされています。不本意な形での非正規雇用は、2025年時点で約33万人に上り、無職の人も約46万人いると推計されています。こうした状況を背景に、政府は包括的な支援策の必要性を強調しています。

今回の計画は、単なる短期的な対策ではなく、氷河期世代が高齢期に至るまでの長期的な視野に立ったものです。政府は、「年齢や困窮状況に応じた手当て」を通じて、この世代の生活の質の向上と社会参加の促進を図るとしています。

今後の展開としては、計画に基づいた具体的な施策の実施が期待されます。政府は、関係省庁と連携しながら、支援策の効果的な実行に努めると表明しています。氷河期世代の支援は、日本の社会福祉政策において重要な課題の一つとして位置付けられており、その成果が注目されます。

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