府中市新庁舎「はなれ」新年度完成へ 事業費187億円、市民サービス拡充
府中市新庁舎「はなれ」新年度完成 事業費187億円 (19.02.2026)

府中市新庁舎「はなれ」新年度完成へ 事業費187億円で市民サービス拡充

東京都府中市は、市役所本庁舎「おもや」の隣接地に建設を進めている新庁舎「はなれ」が、新年度に完成する見通しであることを明らかにしました。このプロジェクトは、市民サービスのさらなる向上を目指す大規模な公共事業として注目を集めています。

新庁舎の詳細と事業費の内訳

新庁舎「はなれ」は地上4階、地下1階の構造で、本庁舎「おもや」(地上6階、地下1階)に隣接して建設されています。事業費には約90億円が計上されており、新年度分を含めた全体の事業費は約187億円に達する見込みです。この巨額の投資は、市の財政計画において重要な位置を占めています。

両庁舎間には「通り庭」と呼ばれるスペースが設けられ、こちらは先行して9月1日から利用可能となります。新庁舎での業務開始は来年1月4日を予定しており、スムーズな移行が図られる計画です。

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充実した施設内容と市民向けサービス

「はなれ」には多様な施設が整備される予定です。具体的には、市民協働ラウンジや図書館、歴史展示室に加え、キッズスペースやカフェ、コンビニエンスストア、屋上テラスなどが設置されます。これらの空間は、来庁者が快適に利用できるよう設計されており、市役所を単なる行政の場から、市民が集い交流できるコミュニティハブへと変革する役割を担っています。

市民協働ラウンジでは、地域活動の相談やイベント開催が可能となり、図書館歴史展示室は文化振興の拠点として機能します。また、キッズスペースは子育て世帯の利便性を高め、カフェやコンビニエンスストアは長時間の待ち時間を軽減する効果が期待されています。

コミュニティバス路線の見直しと対応策

府中市では、今年4月1日からコミュニティバスの路線変更も実施されます。近年の輸送業界における運転手不足を背景に、運行台数を従来の18台から16台へ削減します。しかし、これに伴うサービス低下を防ぐため、タクシー事業者が運行するワゴン車を3台導入することで対応します。

この事業には約7800万円の費用が充てられ、内訳は一般財源から約5600万円、都補助金から約2200万円となっています。この措置により、市民の移動手段の確保と効率化が両立される見通しです。

一般会計予算の拡大と財政状況

府中市の新年度一般会計予算は、前年比9.2%増の1330億9000万円に上ります。当初予算案ベースで1300億円を超えるのは初めてのことで、市の財政規模が拡大していることを示しています。この予算増加は、新庁舎建設をはじめとする公共事業や、市民サービス向上への投資が反映された結果です。

府中市は、新庁舎の完成とコミュニティバス路線の見直しを通じて、行政サービスの質的向上と効率化を推進しています。これらの取り組みは、今後の都市計画において重要なモデルケースとなる可能性があります。

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