ウクライナの学校に日本が給食調理機材を無償供与 首都キーウで供与式開催
ウクライナの首都キーウにある六つの学校に対し、日本政府の無償資金協力によって給食の調理機材が提供され、4月2日に供与式が行われました。この取り組みは、侵攻の影響で苦しむ子どもたちの健康促進を目的としています。
老朽化した設備を更新 多機能な機材で調理環境を改善
日本大使館によると、これらの学校では調理設備が老朽化し、十分に機能しなくなっていました。供与された機材は、蒸す、焼くなどさまざまな調理を大量に行うことができる多機能なものです。これにより、学校給食の調理環境が大幅に改善され、栄養価の高い食事の提供が可能になります。
子どもたちに笑顔の給食 「とてもおいしい」と感謝の声
供与式では、六つの学校のうちの一つで、新しいオーブンを使って調理された給食が児童らに提供されました。メニューにはカツレツや鶏肉の串焼き、パンケーキなどが並び、9歳のウォロディミル君は「とてもおいしい。ありがとう」と笑顔で語り、喜びの表情を見せました。
中込大使「子どもたちを応援したい」 人道支援の一環として
中込正志駐ウクライナ大使は式典で、「子どもたちは非常に苦しんでおり、応援できればと考えた」と述べ、日本政府の人道支援の一環としてこの供与を位置づけました。ウクライナ侵攻の長期化に伴い、教育環境の維持や子どもの福祉への支援が求められる中、この取り組みは重要な役割を果たすと期待されています。
今回の調理機材の供与は、ウクライナの学校給食システムの強化を通じて、子どもたちの健康と成長を支えることを目指しています。日本政府は今後も、国際社会と連携し、ウクライナへの支援を継続していく方針です。



