共産党籍の原田博美清瀬市長が初登庁 閉鎖図書館の即時再開検討を表明
2026年4月3日、東京都清瀬市役所において、3月29日の市長選挙で初当選を果たした原田博美氏(50)が初登庁を果たしました。原田市長は、選挙戦で大きな争点となった市立図書館の閉鎖問題について、「すぐにでも再開に向けた検討をしたい」と明言し、早期の対応に意欲を見せました。
市民約100人に迎えられ 透明な市政への決意示す
この日、庁舎玄関前では約100人の市民らが新市長を出迎え、花束の贈呈が行われました。原田市長は「情報公開を徹底し、本当に透明な清瀬市をつくるため、全力を尽くしたい」と就任の抱負を語り、市民参加型の市政運営を強調しました。
日本共産党広報部によれば、共産党籍を有する現職の市長は全国で2人目とのことで、政治的にも注目を集める就任となりました。
図書館削減問題を巡る経緯と前市長の対応
清瀬市の市立図書館をめぐっては、前市長の渋谷桂司氏の下で、利用率の低迷を理由に昨年、6館から3館体制へと大幅に削減されました。この措置に対し、閉鎖された図書館の再開を公約に掲げた原田氏が当選したことを受けて、渋谷前市長は任期最終日の4月2日に記者会見を開催。
会見では、昨年3月に閉館した旧中央図書館の解体工事を中断する方針を表明しました。工事は今年2月から開始されており、建物本体の「軀体」解体が始まるタイミングだったことから、「そのまま見過ごして壊してしまうのは、新しい方(原田氏)に失礼。それを公約に掲げて、当選されているわけだから」と説明し、後任への配慮を示しました。
今後の課題と展望
原田市長は、図書館再開の具体的な検討に加え、以下の点に重点を置いた市政運営を目指すとしています:
- 情報公開の徹底による透明性の向上
- 市民の声を反映した政策決定プロセスの構築
- 公共施設の利便性改善と地域コミュニティの活性化
今回の市長選挙は、図書館存続を軸にした政策論争が展開され、有権者の関心を集めました。原田市長の就任により、清瀬市の行政方針が転換点を迎えることが期待されています。今後の動向に注目が集まります。



