内堀雅雄福島県知事(62)=3期=の任期満了日である11月11日まで、11日で半年となった。現時点では秋の知事選に向けた態度を明確にしていないものの、周辺では出馬を見据えた支援の動きが顕在化している。内堀氏は3月末の記者会見で支援の動向に対し、「真剣に受け止め、今後について熟慮する」と、これまでより踏み込んだ言及を行った。現職として臨んだ過去2回の知事選では、いずれも6月定例県議会で出馬を表明しており、「決断の時」が近づく中、内堀氏の去就に注目が集まっている。
自民党県連は支援決議を採択
内堀氏が態度を明らかにしない中、自民党県連は3月28日の定期大会で、内堀氏の立候補を想定し、支援を示す特別決議を採択した。決議には立候補予定者名が明記されていないが、ある県連関係者は「(内堀氏の)支援は暗黙の了解になっている」と語る。
立憲民主党県連は続投を期待
立憲民主党県連は過去3回の知事選で、無所属県議とつくる県議会会派「県民連合」として内堀氏を支援してきた経緯がある。今回は内堀氏の正式表明後に県民連合としての対応を協議する方針だが、所属県議からは内堀氏の続投を望む声が上がっている。
復興・創生期間の重要性
本年度は「第3期復興・創生期間」の初年度に当たる。各県連関係者は「政策推進をより確かなものにするには、震災前から県政に関わる現職は妥当だ」「第3期復興・創生期間は始まったばかりで、これからが大事な時期。引き続き手腕を発揮してほしい」と出馬への期待を寄せる。公明党県本部は、既に内堀氏が立候補を表明した場合は支援する方針を確認している。
共産党などは対抗馬擁立へ
一方、共産党県委員会や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は知事選に候補者を擁立する方針を決めている。町田和史県委員長は「国の言いなりになっている現状は『変えるべき県政』と考えている」と強調し、選考作業を進めている。このほか、埼玉県春日部市の会社経営の長谷沼邦彦氏(58)が立候補を表明している。
知事選の日程
知事選は、公選法で満了日前30日以内の実施が定められている。選挙運動期間は17日間。このため、「10月1日告示―18日投票」「10月8日告示―25日投票」「10月15日告示―11月1日投票」「10月22日告示―11月8日投票」のいずれかの日程で行われる公算が大きい。



