墨田区の江戸東京博物館で、約4年ぶりのリニューアルオープン後、初めてとなる特別展「大江戸礼賛」が4月下旬から始まりました。この展覧会では、「花のお江戸」と称された江戸時代の華やかな文化や暮らしを、同館が所蔵する貴重な資料を通して紹介しています。
江戸の発展をたどる約160点の展示
1603年に徳川家康が江戸城に入城するまで、広大な平野が広がっていた江戸。今回の展覧会では、約160点の資料を展示し、江戸がどのように発展して武家の都となり、町人文化が開花していったのか、その過程を詳しく紹介しています。
武家文化を象徴する展示品
会場では、江戸城を中心に武家屋敷が立ち並ぶ様子を描いた屏風や地図が来場者を迎え、当時の景観をリアルに知ることができます。また、堂々とした甲冑や、武家の女性が身に着けた華やかな刺しゅうが施された打ち掛けも展示されています。
町人文化の開花を示す浮世絵や書物
葛飾北斎の「富嶽三十六景」や東洲斎写楽の役者絵などの浮世絵のほか、平賀源内の直筆書物も展示されており、江戸時代の文化の発展が分かりやすく紹介されています。
火消し文化も紹介
「火事とけんかは江戸の華」という言葉があるように、火消しの装束や水鉄砲、刺股なども展示され、頻発する火災に立ち向かった当時の人々の息遣いを感じることができます。
学芸員のコメント
担当学芸員の春木晶子さんは「江戸の人々がどんなところを誇りに思って暮らしていたか、追体験してほしい」と来場を呼びかけています。
開催概要
会期は4月24日まで。月曜休館ですが、5月4日は開館し、5月7日は休館します。開館時間は午前9時30分から午後5時30分まで。観覧料は一般1300円、大学生と専門学校生は1040円、65歳以上は650円。高校生以下は無料です。問い合わせは同館(電03-3626-9974)へ。



