英首相、アンドルー元王子の王位継承権剥奪を検討 エプスタイン疑惑捜査後に判断
英紙タイムズ電子版は20日、英国のスターマー首相が、国王の弟であるアンドルー元王子の王位継承権剥奪を検討していると報じた。この動きは、米富豪エプスタイン氏に関連する機密情報漏洩疑惑の警察捜査が進行中であることを受けたものだ。首相は捜査結果を待って、剥奪のための法案を提出するかどうかを最終判断するとされている。
捜査の進展と王室の対応
警察は、公務上の不正行為の疑いでアンドルー元王子を19日に逮捕した後、同日中に釈放し、在宅での捜査を継続している。王室はこの件について、法案提出を妨げない姿勢を示しているという。元王子には現在、王位継承権が認められており、その順位は8位となっている。
過去の疑惑と称号剥奪の経緯
アンドルー元王子は、エプスタイン氏から紹介された17歳の少女に対する性的虐待疑惑を巡り、昨年11月に王子の称号を剥奪されている。今回の機密漏洩疑惑は、エプスタイン氏が米国で少女らの性的人身売買罪で起訴され、自殺した事件に関連するものだ。これらの一連の疑惑が、元王子の王室における立場に重大な影響を与えている。
スターマー首相の検討は、捜査の進展に応じて慎重に進められる見通しで、今後の王室の在り方にも関わる重要な判断となりそうだ。国際的な注目を集めるこの問題は、英国の司法と王室制度の関係性を浮き彫りにしている。



