国土交通省は28日、航空や鉄道などのインフラ関連事業者を対象としたサイバーセキュリティー強化のための会合を開催した。会合では、米アンソロピック社が開発した「クロード・ミュトス」のような高性能な人工知能(AI)モデルを念頭に、サイバー攻撃による被害を未然に防ぐための対応強化が求められた。
会合の概要と要請内容
この日の会合には、航空や空港、鉄道、水道、物流など、インフラに関連する多岐にわたる業界団体が出席した。ミュトスはシステムの脆弱性を特定する能力が極めて高いとされており、その脅威に対応する必要がある。
国土交通省は、経営層が主導して必要な予算や人員を確保すること、またシステムの脆弱性を速やかに発見し対応することを各事業者に求めた。さらに、6月には相談窓口を設置し、具体的な対策を支援する方針を示した。
金子国交相のコメント
金子国土交通大臣は会合で、「AIが急速に進化し、重大な脅威となりうる。官民が連携し対策を強化することが重要だ」と述べ、産学官の連携の重要性を強調した。
今回の要請は、AI技術の進展に伴い、インフラ分野へのサイバー攻撃リスクが高まっていることを踏まえたもの。国土交通省は今後も定期的な情報共有や訓練を通じて、セキュリティー対策の向上を図るとしている。



