愛知県警は、サイバー攻撃からシステムを守るため、人工知能(AI)を活用した24時間監視体制を導入する方針を固めた。2025年度からの運用開始を目指し、不正アクセスの早期発見・対応を目指す。
背景と目的
近年、警察庁や各都道府県警に対するサイバー攻撃は増加傾向にある。特に、ランサムウェアや標的型攻撃など、巧妙化・高度化する手口に対応するため、従来の監視体制では限界があると判断した。愛知県警は、AIの機械学習機能を活用することで、未知の脅威や異常な通信パターンをリアルタイムで検知し、迅速な対応を可能にする。
導入の詳細
新システムでは、ネットワーク上のデータを常時分析し、通常とは異なる挙動をAIが自動的に識別する。これにより、セキュリティ担当者の負担を軽減しつつ、24時間365日の監視を実現する。また、過去の攻撃データを学習させることで、新たな脅威にも対応可能な適応型セキュリティを構築する。
期待される効果
- 不正アクセスの早期発見率向上
- システムダウンなどの被害拡大防止
- セキュリティ担当者の負担軽減と人的ミスの低減
さらに、他県警への展開も視野に入れ、警察庁と連携しながら全国的なサイバーセキュリティ強化に貢献する方針だ。
今後のスケジュール
愛知県警は、2024年度中にシステムの詳細設計を進め、2025年度の本格運用開始を目指す。導入費用は数億円を見込んでおり、県の補正予算案に計上される予定。
県警幹部は「サイバー空間の脅威は日々進化している。AIの力で一歩先を行く対策を講じ、県民の安全を守りたい」と述べている。



