自民党の国家サイバーセキュリティ戦略本部(平将明本部長)は14日、外国勢力による人工知能(AI)を活用したサイバー攻撃の脅威が深刻化しているとして、政府に対応能力の強化を求める提言書をまとめ、首相官邸で高市早苗首相に手渡しました。
提言の背景と内容
提言では、AI技術の進展により偽情報や誤情報の大量拡散が容易になったと指摘し、「外国勢力による影響工作の脅威は深刻化している」と警告。社会の分断を狙った攻撃に対応するため、設置が予定されている「国家情報局」を中核として、政府内の連携を一層強化するよう求めています。
具体的な対策
提言は、以下のような具体的な対策を盛り込んでいます。
- 国家情報局を中心とした情報共有と分析の体制強化
- AIを用いた攻撃に対する防御技術の研究開発促進
- 国民のリテラシー向上を目的とした啓発活動の推進
自民党は、これらの対策を通じて、外国勢力によるサイバー攻撃から日本の安全保障と社会の安定を守る必要があると強調しています。
首相の受け止め
高市首相は提言を受け取り、「政府としてもサイバーセキュリティの強化は最重要課題の一つと認識している。提言を踏まえ、関係省庁と連携して迅速に対応する」と述べました。
今回の提言は、近年増加するAIを悪用したサイバー攻撃への危機感を背景に、与党内で議論が進められてきました。政府は今後、提言内容を基に具体的な政策を検討する方針です。



