ロシアの侵攻に直面するウクライナのフェドロフ国防相は23日、通信アプリを通じて、数千キロメートル離れた地点から遠隔操作可能な迎撃用無人機を開発し、実験に成功したと発表した。
遠隔操作の利点
国防相は、遠隔操作が実現すれば、前線から離れた安全な場所で無人機を運用できるようになり、操縦士の生命安全を守ることができると主張した。ウクライナはこれまで、ロシアが多用するイラン製無人機「シャヘド」を迎撃してきた経験を活かし、迎撃用無人機の開発能力を高めている。
国際的な戦略
今回の開発は、米国とイスラエル、イランの間の戦闘を背景に、イランの無人機攻撃にさらされているペルシャ湾岸諸国などに対し、無人機の性能をアピールする狙いがある。ウクライナはこれらの国々に無人機を供与する見返りとして、防空システム「パトリオット」のミサイルを獲得することを目指している。
ゼレンスキー大統領は24日、サウジアラビアを訪問し、実権を握るムハンマド皇太子とウクライナの防空能力や技術提供について協議したことを明らかにした。この会談では、遠隔操作可能な迎撃用無人機の開発状況も話題に上った可能性がある。



