ウクライナ侵攻4年、女性犠牲者5000人 国連機関が支援停止の危機を警告
国連女性機関(UNウィメン)は2月20日、ロシアによるウクライナ侵攻が開始されてから約4年間で、ウクライナ国内で犠牲となった女性や少女の数が少なくとも5000人に達し、負傷者は1万4000人に上ると発表しました。これは公式に確認された数字であり、実際の犠牲者ははるかに多いと見られています。
支援団体の資金難が深刻化、6万人以上の女性に影響
同機関は、ウクライナの女性たちが現在、以下の「三重苦」に直面していると指摘しています。
- 戦闘の長期化による直接的な危険
- 厳冬下でのエネルギー不足や生活環境の悪化
- 生活を支える女性支援団体の深刻な資金難
特に資金不足は切迫した問題で、多くの支援団体が活動縮小を余儀なくされています。UNウィメンは、このままでは援助が必要な6万人以上の女性への支援を2026年中に停止せざるを得なくなると強い危機感を示し、国際社会に対し支援の拡充を緊急に呼びかけました。
WHOも医療関係者への攻撃を懸念、2800件超の事例を報告
一方、世界保健機関(WHO)も同日、ウクライナにおける医療関係者への攻撃が相次いでいると懸念を表明しました。侵攻開始から約4年間で、医療従事者や患者に対する攻撃は2800件を超え、その結果230人以上が死亡したと明らかにしています。これにより、医療システムの崩壊がさらに進み、女性を含む一般市民の健康被害が拡大している実態が浮き彫りになりました。
UNウィメンは、確認されていない犠牲者を含めると、実際の女性の被害は発表された数字を大幅に上回るとの見方を示しており、戦争の長期化が女性や少女に与える影響の深刻さを改めて強調しています。国際社会の継続的な支援と資金援助が不可欠であると訴えています。



