ロシアでネット規制強化に抗議活動、複数都市で15人以上拘束…SNS制限に不満高まる
ロシアでネット規制抗議、15人以上拘束…SNS制限に不満 (30.03.2026)

ロシアでネット規制強化に抗議活動、複数都市で15人以上拘束

ロシアの独立系人権団体「OVDインフォ」が明らかにしたところによると、首都モスクワをはじめとする複数の都市で3月29日、政府によるインターネットの規制強化に抗議する活動が行われ、一時的な拘束を含めて15人以上が拘束された。ロシア当局は事前に抗議集会を許可せず、実施すれば参加者を拘束すると警告していたが、実際にその方針が実行に移された形だ。

モスクワ中心部や南部ボロネジで抗議者拘束

同団体などの情報によれば、モスクワ中心部の広場では29日、人権活動家や若者らが集結し、警戒態勢を敷いていた警察官によって拘束される事態が発生した。また、ロシア南部の都市ボロネジでは、「自由なインターネットを」と書かれたプラカードを掲げた男性が拘束されたという。これらの抗議活動は、政府が進めるネット規制の強化に対する直接的な反発として位置付けられる。

SNS制限強化とモバイル通信遮断が不満の背景

ロシアでは近年、インターネットへの規制が段階的に強化されている。利用者の多いSNS「ワッツアップ」に続き、今年2月には「テレグラム」の通信制限が強化された。さらに、モスクワでは3月上旬から約3週間にわたり、携帯電話などのモバイル通信が遮断される事態が発生し、市民の間で不満が高まっていた模様だ。

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ロシア大統領報道官はこれらの措置について「安全確保のため」と説明しているが、経済界からも規制強化に対する懸念の声が上がっていた。一方で、独立系メディアによると、3月末には30以上の都市で抗議集会の申請が行われたものの、当局は「新型コロナウイルス対策」や「治安情勢の悪化」などを理由に全ての申請を却下。抗議活動の拡大を抑えるため、政権側が封じ込めを図ったものと見られている。

今回の抗議活動と拘束は、ロシア国内における表現の自由とインターネットアクセスをめぐる緊張が高まっていることを浮き彫りにした。国際社会からも監視の目が向けられる中、今後の動向が注目される。

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