ロシアのウシャコフ大統領補佐官は、ウクライナが東部ドンバス地域(ドネツク州およびルハンスク州)から軍を撤退させない限り、和平交渉は何度重ねても進展しないとの見解を示した。ロシア国営テレビが10日に放映したインタビューで述べたもので、同氏は「何十回交渉を重ねても状況は変わらない」と強調した。
ロシアの要求と目標
ロシアはこれまでも繰り返し、ウクライナ軍のドンバス撤退を要求してきた。同地域の完全掌握を目指すロシアにとって、ウクライナ軍の撤退は和平交渉の前提条件となっている。ウシャコフ氏の発言は、この立場を改めて明確にしたものだ。
米国特使のモスクワ訪問予定
ウシャコフ氏によると、米国のウィットコフ和平交渉担当特使とトランプ前大統領の娘婿であるクシュナー氏が、近くモスクワを訪問する予定だという。この訪問が和平交渉にどのような影響を与えるか注目される。
一方、ロシアとウクライナの間では停戦期間が始まったものの、双方が攻撃を継続しており、実効性には疑問が呈されている。また、ハンガリーでは親EU派の新首相が選出され、ロシア寄り政策からの転換が期待される。ベネチア美術展ではロシア館が参加したものの映像のみの展示となり、国際的な緊張を反映している。



