拉致被害者横田めぐみさん(失踪当時13歳)の弟で家族会代表の拓也さん(57歳)らが15日、来日中のターク国連人権高等弁務官と東京都千代田区で面会した。出席者によると、家族会は拉致被害者全員の一括帰国に向けた支援を求め、ターク氏は「心からの連帯を表明する」と応じた。
面会の詳細
面会は約30分間、非公開で行われた。終了後、報道陣の取材に応じた拓也さんは「勇気づけられる面会だった。北朝鮮にとっても、人権という切り口で大きな圧力になると思う」と述べた。また、ターク氏は拉致問題に「フォーカスが集まるよう取り組む」とも語ったという。
この面会は、拉致問題の国際的な認知度向上と、被害者家族の支援拡大を目的として実施された。ターク氏は来日中の日程の一環として、拉致問題に関心を持つ市民団体とも意見交換を行っている。
家族会の要請
家族会はこれまでも、北朝鮮への圧力強化と拉致被害者の即時帰国を国際社会に訴えてきた。今回の面会では、特に以下の点を強調したとされる。
- 拉致被害者全員の一括帰国を実現するための国際的な協力の強化
- 北朝鮮に対する人権状況の改善と拉致問題解決に向けた圧力の継続
- 国連人権理事会などでの拉致問題の定期的な議題化
ターク氏はこれらの要請に対し、国連として拉致問題に引き続き関与し、国際的な注目を集めるよう努力することを約束した。
今後の展望
今回の面会は、拉致問題解決に向けた新たな一歩として期待されている。拓也さんは「国連人権高等弁務官が直接、心からの連帯を表明してくれたことは大きな意義がある。今後も国際社会の支援を得ながら、一日も早い全員帰国を目指したい」と語った。
また、専門家からは、国連人権理事会での決議や北朝鮮に対する追加制裁の可能性など、今後の展開に注目が集まっている。



