戦後80年を特集した冊子「沖縄民権」第6号が横浜で発行される
沖縄出身者らで結成された市民団体「沖縄民権の会」が、昨年末に冊子「沖縄民権」の第6号を発行しました。今回の特集テーマは「戦後80年、沖縄はいま 中国侵略戦争阻止を!」であり、沖縄の現状と平和への強いメッセージが込められています。
代表の座覇光子さんが本土の人々に呼びかけ
同会の代表を務める座覇光子さん(85歳、横浜市港北区在住)は、冊子の発行に際して次のように語りました。「本土に住む人たちにも、沖縄が置かれている状況を自分事として考えてほしいです。戦後80年という節目を迎え、私たち一人一人が主体的に行動することが大切です」と述べ、広範な理解と連帯を求めています。
1977年に設立された歴史ある団体の活動
沖縄民権の会は、元川崎沖縄県人会事務局長であった故・古波津英興(こはつえいこう)さんによって1977年に設立されました。長年にわたり、沖縄の権利や平和をテーマに活動を続けており、今回の第6号もその一環として位置づけられています。
今号では、「台湾有事」などを巡る高市政権への批判や、戦後の沖縄を舞台にした映画「宝島」の評論など、県内外の約10人の執筆者が寄稿しています。さらに、昨年7月に川崎市で開催された平和運動家の故・阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんの写真展についても詳細な報告が掲載され、多角的な視点から沖縄の歴史と現在を捉えています。
表紙には古波津さんのウチナーグチの言葉
冊子の表紙には、ウチナーグチ(沖縄の言葉)で「今為(なまさ)んでえ 何日為(いちす)が 我(わー)が為(さ)んでえ 誰(たー)が為(す)が(今しなければ いつするのか 私がしなければ 誰がするのか)」と書かれた古波津さんの生前の色紙が掲載されています。座覇さんはこの言葉について、「一人一人が主体性を持って立ち上がれば、大きな力になります。昔からある言葉ですが、今の時代にこそふさわしいメッセージだと思います」と説明し、行動の重要性を強調しました。
冊子の詳細と問い合わせ先
冊子はA4判、32ページで、価格は500円です。問い合わせは事務局の上田豊さん(電話090-6490-5458、メールyutaka.krk@gmail.com)まで受け付けています。沖縄民権の会は、この冊子を通じて、戦後80年という節目に沖縄の現状を広く伝え、平和と人権についての議論を深めることを目指しています。



