ロシア軍、ウクライナに過去最大規模の無人機攻撃を実施 世界遺産都市リビウも被害
ウクライナ空軍は24日、ロシア軍が23日夕方から過去最大規模の無人機攻撃を仕掛けてきたと発表しました。地元当局によると、この攻撃により計8人が死亡し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている西部リビウの中心部にも無人機が突入し、火災が発生しました。
ゼレンスキー大統領、ロシアを強く非難
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日の動画声明で、「この攻撃の規模はロシアが戦争を終わらせるつもりがないことをはっきりと示している」と述べ、ロシアを強く非難しました。さらに、国際社会がロシアに強い圧力を加える必要性を強調し、平和への道筋を求める姿勢を明確にしました。
攻撃の詳細と戦術の転換
ウクライナ空軍などの情報によると、ロシア軍は23日午後6時からの24時間で、ウクライナ各地を948機の無人機で攻撃しました。このうち556機が24日の朝から夕方にかけて西部地域などに飛来し、広範囲に被害をもたらしました。ロイター通信は、ウクライナ空軍当局者の話として、ロシアがこれまで無人機などを用いた大規模攻撃を主に夜間に実施してきたが、今回は日中に行われたことから「戦術の大転換だ」と指摘しています。
歴史的建造物も被害 文化的損失が懸念
ゼレンスキー大統領によると、今回の攻撃では17世紀からの歴史を持つ教会も被害を受けました。これは、単なる軍事目標への攻撃だけでなく、ウクライナの文化的遺産にも深刻な打撃を与えていることを示しています。リビウのような世界遺産都市への攻撃は、国際的な懸念をさらに高めており、ユネスコなどの機関からの反応が注目されます。
ウクライナ侵攻は長期化する中で、ロシア軍の攻撃手法が多様化し、民間人や文化的資産へのリスクが増大している現状が浮き彫りになりました。国際社会は、こうした事態に対処するため、さらなる支援と外交的努力が求められています。



