イスラエルがイラン核施設を攻撃、IAEA査察なく高濃縮ウラン状態不明で緊張激化
イラン核施設攻撃でIAEA査察なく高濃縮ウラン状態不明 (22.03.2026)

イスラエルとイランが核施設を相互攻撃、IAEAの査察欠如で高濃縮ウラン状態に懸念

軍事衝突が激化するイランとイスラエルで、双方の核施設が攻撃される事態が発生しました。ともに放射線漏れなどの周辺影響は確認されていませんが、交戦がエスカレートすれば、核物質貯蔵の安全性が深刻に懸念されています。

イラン中部ナタンツの核施設が標的に、IAEAの査察が長期欠如

イラン原子力庁は、中部ナタンツのウラン濃縮施設が攻撃されたと発表しましたが、被害の詳細は明らかにしていません。ナタンツは昨年6月にも標的となっており、今年2月28日の攻撃開始直後にも空爆を受けたとみられています。

重要な点として、ナタンツでは昨年以降、国際原子力機関(IAEA)の査察が行われておらず、高濃縮ウランの状態は完全に不明です。イラン原子力庁は攻撃について、「なぜ法に基づき、明確で断固とした立場を取らないのか」とIAEAや国際社会を強く批判しました。

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イラン側の報復措置でイスラエル核施設も攻撃、多数の負傷者と家屋損壊

イラン側もナタンツ攻撃への報復として、イスラエルの核開発拠点とされる南部のディモナやアラドを弾道ミサイルや無人機で攻撃しました。ディモナ郊外には「ネゲブ原子力研究センター」が存在します。核拡散防止条約(NPT)未加盟のイスラエルは核兵器保有を公式には認めていませんが、約90発の核兵器を保有していると推定されています。

ディモナとアラドでは複数のビルや集合住宅に着弾し、115人が負傷しました。アラド市によると、約500人が家を失う被害が出ています。ディモナの着弾現場近くに住む学生ガイ・エドリさん(24)は、「核施設があるから厳重に守られていると思っていたが、そうではなかった」と驚きを語りました。

戦闘終結の道筋見えず、核施設を狙った反撃が継続する可能性

現在、戦闘終結の道筋は見えておらず、イラン側は今後もイスラエルの核施設を狙った反撃を繰り返す可能性があります。この相互攻撃は、中東地域の緊張をさらに高め、核安全保障に重大なリスクをもたらしています。

国際社会は、IAEAの査察再開と核物質の透明性確保を急務として求めていますが、双方の対立が深まる中、解決への道のりは険しい状況です。

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