連載:皇室365 現場から一人ずつ、目線を合わせるように 上皇ご夫妻が始めた「平成流」の旅
2026年5月21日 13時00分 有料記事 編集委員・島康彦
即位後初めての地方訪問となった全国植樹祭。当時の天皇、皇后両陛下(上皇ご夫妻)が出席した=1989年5月21日、徳島県神山町
5月20日 上皇ご夫妻(当時は天皇、皇后両陛下)が即位後初の地方訪問 1989年のこの日、天皇、皇后両陛下(現・上皇ご夫妻)が全国植樹祭に出席するため、徳島県を訪れた。即位後初の地方訪問で、平成の時代に全47都道府県を2巡する「旅」の始まりだった。1泊2日の行程では各所で「平成流」の新しいスタイルが見られた。
昭和天皇の逝去(1989年1月)に伴い、新天皇に即位してから約4カ月。最初の地方訪問は、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会と並んで「三大行幸啓」と呼ばれる天皇の定例地方訪問のひとつ、全国植樹祭への出席が主目的だった。
平成の時代、ご夫妻はこれらの式典にあわせ、前後にその地域の施設や名所を訪問した。注目された初の地方行幸啓は、様々な場面で新しいスタイルが見られた。車の窓から歓迎に応える皇后さま(現・上皇后さま)。前年に即位した天皇陛下(現・上皇さま)とともに、沿道の人たちとの交流を大切にした=1990年5月21日、長崎県対馬市
徳島県に向かう羽田空港。昭和天皇の時代は首相、衆参両院議長、最高裁長官がそろって見送るのが慣例だったが、この時は衆院議長が「三権の長」を代表して見送るという簡素化が進められた。
徳島県に到着した後、ご夫妻は車で最初の訪問先である徳島県庁に向かった。お二人は車の窓を開け、沿道の人たちに手を振ってこたえた。片側2車線の道路では対向車線に一般の車が走り、沿道にある民家の軒先には洗濯物が干されていた。
記事の後半では、徳島県にある養護学校(当時)の体育館で、子どもたちに声をかけた上皇ご夫妻の道筋を実際に歩いた記者の取材を紹介します。
昭和天皇の場合、車の窓は閉…この記事は有料記事です。残り1145文字有料会員になると続きをお読みいただけます今すぐ登録(1カ月間無料)※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんログインするアプリで開く お気に入りのニュースサイトをGoogleで優先的に表示できます。今すぐ「朝日新聞」をかんたん登録 この記事を書いた人島康彦社会部|編集委員フォロー専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)関連トピック・ジャンルジャンル社会・調査報道皇室 PR 連載皇室365振り返り、手を添えた美智子さま 雅子さまにつないだ「サプライズ」2026年5月14日13時00分15歳の愛子さま、応援に熱 ご一家で観戦した「コート上の格闘技」2026年5月7日13時00分皇后さまと陛下の頭が「ごっつんこ」 愛子さまも笑った牧場の思い出2026年4月30日13時00分スキップするようにしっぽを振る盲導犬 天皇陛下「愛子に見せたい」2026年4月23日13時00分この連載の一覧を見る関連ニュース8万人の中に秋篠宮家次女の佳子さま 一般参賀をお忍びで下見の理由秋篠宮家の長男悠仁さまが自転車を押す 筑波大学長「オーラ消した」スキップするようにしっぽを振る盲導犬 天皇陛下「愛子に見せたい」上皇ご夫妻が静養中に楽しむ散策 葉山御用邸前の薬局で交わした言葉沖縄に向き合い続ける皇室 3歳の愛子さまが「豆記者」に会った日困難な道を歩む人に心を寄せる 愛子さまが記者会に寄せた皇室の役目注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月21日 (木)郵便物の回収業務で便宜か大阪都構想、住民投票へ「ミセス」ヒット曲が最高額5月20日 (水)日韓がエネルギー協力で一致新幹線工事の入札で談合か子供のSNS禁止 欧州で異論も5月19日 (火)夏の電気・ガス代 補助再開へ市長の行為をセクハラ認定今年全国で初めての猛暑日5月18日 (月)現場指示か 20代夫婦逮捕藤井聡太名人が4連覇エボラ出血熱「緊急事態」もっと見る



