レバノンがイラン大使候補の承認を撤回、国外退去を要求 外交関係が急速に悪化
レバノン外務省は24日、イランの駐レバノン大使候補の信任承認を正式に撤回し、「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外退去を要求した。この決定は、アブドッラー・ラッジー外相がX(旧Twitter)を通じて明らかにしたもので、国外退去の期日は29日に設定されている。
外交慣行違反を理由に大使を召還
レバノンメディアの報道によると、同国外務省は同時に、駐イランのレバノン大使を召還した。当局は「イランが外交慣行に違反したため」と説明しているが、具体的な詳細については現時点で明らかにされていない。この措置は、両国間の緊張が高まっていることを示唆している。
ヒズボラ支援をめぐる背景と地域情勢
レバノンでは、親イラン民兵組織ヒズボラを支援するためにイラン革命防衛隊が活動していると広く見られている。近年、レバノン当局は革命防衛隊に対する規制を強化し始めており、これが両国関係の悪化に拍車をかけている。
さらに、レバノンではヒズボラとイスラエル軍の交戦が継続しており、今月2日以降、1030人以上が死亡するなど、地域情勢は極めて不安定な状態が続いている。このような背景が、外交問題をより複雑にしている可能性がある。
今回の措置は、レバノンとイランの長年にわたる関係に重大な影響を与える可能性が高く、今後の展開が注目される。



