イランがペルシャ湾の機雷敷設を否定 米国の攻撃延期で緊張緩和の兆し
イラン軍事当局の報道官は3月23日、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を「強力に掌握しており、ペルシャ湾に機雷を敷設する必要はない」との認識を明らかにしました。この発言は、同国の別組織が沿岸部などが攻撃されれば機雷を敷設すると予告していたことと対照的であり、国際的な注目を集めています。
米国の態度変化が影響か
背景には、トランプ米大統領がイランへの発電所攻撃を延期すると表明したことがあると見られています。これにより、イラン側が態度を軟化させた可能性が指摘されています。報道官はさらに、米国とイスラエルを圧倒することで「近隣諸国と協力し、ペルシャ湾の安全を確保することが可能だ」と主張し、地域の安定に向けた協調姿勢を示しました。
国内での爆撃が続く中での声明
一方、イラン国内では同日も爆撃が続いており、地元メディアによると北西部タブリーズで一家4人が死亡、北西部ウルミエでも5人が死亡するなど、治安情勢は依然として緊迫しています。このような状況下での軍事当局の声明は、外交的な駆け引きの一環として解釈される可能性があります。
ホルムズ海峡は世界の石油輸送の約3分の1が通過する重要な海域であり、イランの今回の表明が国際エネルギー市場や安全保障に与える影響は大きいと予想されます。今後の動向に注目が集まっています。



