ロシアのガルージン外務次官は18日付のロシア紙イズベスチヤのインタビューで、ウクライナがロシアとの和平交渉を継続する用意があるとの兆候を示していないと苦言を呈した。また、ウクライナのゼレンスキー大統領に対し、東部ドンバス地域(ドネツク州、ルハンスク州)からの軍撤退を命じるよう要求した。
ガルージン氏は、ウクライナ軍が撤退すれば「真に包括的で公正かつ安定的な平和に関する具体的な議論ができる」と主張。一方、ウクライナ側はこれまでロシアの条件を受け入れる姿勢を見せておらず、交渉は停滞している。
和平交渉を巡っては、ロシアのウシャコフ大統領補佐官が10日、ロシア国営テレビのインタビューで、米国のウィットコフ和平交渉担当特使らが近くモスクワを訪問すると発言している。訪問が実現すれば、両国間の緊張緩和につながる可能性があるが、現時点で具体的な日程は明らかになっていない。
ウクライナ侵攻を巡る国際社会の動きは活発化しており、欧米諸国はロシアへの制裁を継続する一方、一部の国では和平仲介の動きも見られる。しかし、ロシア側は軍撤退を前提とした交渉を求めており、ウクライナ側との溝は依然として深い。
ドンバス地域では激しい戦闘が続いており、民間人の犠牲者も増加している。国際連合は停戦と人道支援の必要性を訴えているが、実現の見通しは立っていない。



