中東危機でインク供給停滞、ポテチ袋は白黒、パスタの帯は無地に
中東危機でインク供給停滞、ポテチ袋は白黒に

中東危機をきっかけに、ポテトチップスの袋がカラーから白黒になり、パスタを束ねている帯から「ゆで時間」の表記が消える事態となっている。ナフサ由来のインクの供給が滞り、価格が上昇。食品包装の見直しが進みつつある。

カルビー、14商品を白黒包装に変更

カルビーは12日、ポテトチップスやかっぱえびせんなど計14商品の包装について、カラー刷りから白黒に変えると発表した。同社は「中東情勢の緊迫化に伴い、印刷インクをはじめとする一部原材料の調達が不安定な状況となっている」と説明している。

インク供給停滞の背景

食品の包装や家具、建材向けのインクにはナフサ由来の有機溶剤が使われることが多い。業界団体「印刷インキ工業会」が4月2日に公表した需要家向けの文書によると、中東情勢の緊迫化に伴い、有機溶剤の需要をまかなえないケースが出ている。インク価格は上昇し、一部の商品について3割以上も引き上げた企業もある。

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食品業界への影響広がる

インクの節約を見据えた包装の簡素化は、カルビー以外にも広がっている。パスタメーカーの中には、製品を束ねる帯から「ゆで時間」の表記を省略し、代わりにパッケージ裏面に記載する動きも出ている。これにより、インク使用量を削減し、コスト上昇を抑える狙いがある。

中東危機は原油価格の高騰も招いており、ナフサだけでなく、プラスチック容器やラップ、洗剤、タイヤなど、様々な製品の原材料調達に影響を及ぼしている。食品業界では、包装材の値上げや「包まない」「容器を持参」といった取り組みも広がりつつある。

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