タリバンがパキスタン軍に大規模報復攻撃、15拠点制圧と主張
タリバンがパキスタン軍に報復、15拠点制圧と主張 (26.02.2026)

タリバンがパキスタン軍に大規模報復攻撃を開始、軍拠点15か所の制圧を主張

アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバン暫定政権は、2月26日夜、パキスタン軍に対して大規模な軍事作戦を開始したと発表しました。これは、パキスタンによる先の攻撃への報復措置と位置付けられています。

タリバン側の主張:拠点制圧と兵士の殺害

タリバンの報道官はソーシャルメディアを通じて、以下の成果を発表しました。

  • パキスタン軍の拠点15か所を制圧した。
  • 東部クナール州の国境沿いで、パキスタン軍兵士40人を殺害した。
  • ホスト州国境沿いでも多数の兵士を殺害し、武器を奪取したと主張している。

これらの行動は、パキスタン政府が2月21日にアフガン国境地帯で実施した空爆への直接的な応答とされています。タリバンは以前、その空爆で民間人らが死傷したことに対し、「適切な時期」に報復する方針を表明していました。

パキスタン側の反撃と応酬

これに対し、パキスタン情報放送省は、国境沿いの部隊が即時反撃したと明らかにしました。同省は、北西部の複数の地点が攻撃された後、応戦の結果として以下の点を確認したと述べています。

  1. タリバン側に多数の死傷者が出ている。
  2. 軍事拠点や装備を破壊した。

パキスタン政府は、自国内で相次ぐテロ攻撃への報復として、先の空爆を実施した背景を強調しています。また、タリバンがイスラム武装勢力を保護していると批判し、両国間の緊張が高まっています。

背景:停戦合意後の平行線と国際的な懸念

パキスタンとタリバンは、昨年10月の武力衝突後に即時停戦で合意しましたが、その後の停戦維持を巡る和平協議は平行線をたどっています。この報復攻撃は、地域の不安定さを再び浮き彫りにする出来事となりました。

国際社会では、中東地域の安全保障や人権問題への影響が懸念されており、今後の展開が注目されています。両国間の対立が長期化すれば、周辺国への波及や人道危機の深刻化が危惧される状況です。