アジア系投資ファンドのMBKパートナーズが、アルミ缶大手のアルテミラ・ホールディングス(HD、東京)を買収することが12日、明らかになった。この買収は外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく事前審査の対象となっていたが、すでに当局から承認を得ている。
買収の背景と詳細
MBKパートナーズは、米国の投資ファンドであるアポロ・グローバル・マネジメントが保有するアルテミラHDの株式を取得する。買収総額は千数百億円規模になる見込みだ。アルテミラHDはアルミ缶の製造・販売で国内トップクラスのシェアを誇る。
MBKの過去の買収案件
MBKパートナーズは、工作機械大手の牧野フライス製作所の買収を試みたが、政府から4月に中止勧告を受け、断念していた。今回のアルテミラHD買収は、その後の新たな大型案件となる。
外為法審査の意義
外為法に基づく事前審査は、国家安全保障上の観点から、特定の業種における外国企業による買収を規制するための制度だ。アルテミラHDの買収が承認されたことで、同社の事業継続や雇用への影響は限定的とみられる。
市場への影響
今回の買収により、アルミ缶業界の再編が加速する可能性がある。MBKパートナーズは、アルテミラHDの経営効率化や海外展開を支援するとみられる。
今後の展望
MBKパートナーズは、アジアを中心に積極的な投資活動を展開しており、今回の買収を足がかりに日本市場での存在感をさらに高める戦略とみられる。アルテミラHDの株主構成や経営体制の変更が注目される。



