G7が重要鉱物貿易協定を協議 中国依存脱却へ新たな経済圏構築を目指す
G7が重要鉱物貿易協定協議 中国依存脱却狙う (05.03.2026)

G7と同志国が重要鉱物貿易協定の締結に向け本格協議を開始

日米欧の先進7カ国(G7)と同志国が、重要鉱物に関する新たな貿易協定の締結に向けた協議を開始したことが5日、明らかとなった。日本政府関係者が情報を開示し、供給途絶リスクが懸念される戦略的資源を巡る国際的な枠組み構築が具体化しつつある。

中国依存からの脱却と新経済圏の実現を目指す

この協議は、レアアース(希土類)をはじめとする重要鉱物の輸出で経済的威圧を強める中国への過度な依存からの脱却を主要な目的としている。現在、世界の重要鉱物供給において中国が独占的な地位を占めており、そのリスクを軽減するための国際的な取り組みが急務となっている。

日本政府関係者によると、協議では中国産重要鉱物への関税を上乗せして輸入を抑制する一方、貿易協定の域内では関税を引き下げる案が検討されている。これにより、中国への依存度を段階的に低下させつつ、G7と同志国間のサプライチェーン(供給網)を強化する狙いだ。

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米国主導の協議と今後の展開

協議は米国通商代表部(USTR)が主導して進められており、トランプ政権が中国の市場支配をにらみ、同志国との連携を深める姿勢を明確にしている。19日に予定されている日米首脳会談においても、重要鉱物の協力強化が主要な議題の一つとして取り上げられる見通しだ。

さらに、G7や同志国側で生産される重要鉱物の採算を確保するため、補助金による支援制度の導入も検討されている。これにより、域内での生産拡大と供給安定化を図り、長期的な経済安全保障の強化を目指す。

国際枠組みとしての意義と展望

この貿易協定が実現すれば、中国に対抗する国際的な経済枠組みの一つとして機能することが期待される。新たな経済圏の構築を通じて、重要鉱物の安定供給を確保し、グローバルなサプライチェーンの脆弱性を軽減する重要な一歩となるだろう。

協議の進展は、今後の国際経済秩序に大きな影響を与える可能性があり、各国の戦略的な連携が注目されている。日本をはじめとするG7諸国は、資源安全保障と経済的独立性の維持に向け、協調的な取り組みを加速させていく方針だ。

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