米国が輸入医薬品に100%関税を導入、日本は15%で例外措置も
トランプ米政権は2日、輸入医薬品やその原料に対して原則として100%の関税を課す方針を正式に発表しました。この新たな関税措置は、米国の医薬品市場における外国製品への依存度を低下させ、国内産業の保護を強化することを目的としています。
日本とEUは通商合意に基づき15%に設定
一方、日本や欧州連合(EU)などの主要貿易パートナーについては、既存の通商交渉で合意された内容に基づき、関税率を15%に設定することが明らかになりました。この措置は、国際的な貿易関係を考慮した調整として位置付けられています。
ジェネリック医薬品(後発薬)は、医療費の抑制やアクセスの向上を図る観点から、今回の関税対象から除外されることが決定しました。これにより、低価格の医薬品供給への影響は最小限に抑えられる見込みです。
ファイザーなど一部大手製品は7月31日から適用開始
関税の発動スケジュールについては、ファイザーなどの一部大手企業の製品が7月31日から、その他の製品は9月29日から適用される予定です。この段階的な導入により、市場や企業への影響を緩和する意図がうかがえます。
トランプ氏は昨年、2025年10月から医薬品関税を導入する意向を示していましたが、実際の発動はこれまで見送られてきました。今回の発表により、長らく懸念されていた政策が具体化することになります。
国際的な反応と今後の展開
この関税措置は、以下のような点で国際的な注目を集めています:
- 米国の保護主義的な貿易政策の一環としての位置付け
- 日本やEUとの通商関係における例外措置の重要性
- 医薬品価格や供給への潜在的影響
- ジェネリック医薬品除外による医療アクセスへの配慮
今後の展開としては、関税発動後の市場動向や、他の国々の対応が注視されます。特に、医薬品の価格変動や供給網への影響については、継続的な監視が必要となるでしょう。



