カナダ政府は15日、中国製の電気自動車(EV)に対して100%の関税を課すと発表した。これは、米国が中国製EVに課す関税に追随する形で、2024年10月1日から実施される。カナダのEV市場における中国車のシェア拡大を防ぐ狙いがある。
背景と目的
カナダ政府は、中国製EVの急激な輸入増加が国内産業に打撃を与える可能性があると判断した。同国は米国と同様に、中国の過剰生産能力が世界市場に影響を及ぼすことを懸念している。今回の関税措置は、カナダの自動車産業と雇用を保護するためのものだ。
関税の詳細
新たな関税は、中国製EVに対して100%の税率を適用する。これは、現在の約6%の関税から大幅に引き上げられる。対象には、乗用車、トラック、バスなどが含まれる。また、中国製のバッテリーや部品にも関税が課される可能性がある。
影響と反応
この措置により、中国製EVのカナダ市場での価格競争力は大きく低下する。一方で、カナダの消費者には価格上昇の影響が出る可能性がある。中国商務省は「保護主義的な措置だ」と反発し、対抗措置を検討すると表明した。カナダの自動車業界からは概ね歓迎の声が上がっている。
- 実施時期:2024年10月1日
- 関税率:100%
- 対象:中国製EVおよび関連部品
カナダ政府は、この関税措置が一時的なものであり、国内産業の競争力強化が図られた段階で見直す可能性があるとしている。



