米陸軍トップのジョージ参謀総長が退任 ヘグセス国防長官による辞任要求が背景に
米陸軍の最高責任者であるジョージ参謀総長が、任期途中で退任することが明らかになった。パーネル米国防長官補佐官(広報担当)が4月2日、X(旧ツイッター)を通じてこの事実を公表した。CBSテレビは、ヘグセス国防長官がジョージ氏に対して辞任を要求していたと報じており、事実上の解任と見られている。
任期途中での異例の退任 背景に政権の軍構想
ジョージ氏はバイデン前政権下の2023年、陸軍参謀総長への就任が承認された人物だ。通常、この職の任期は4年であり、2027年まで在任すると予想されていたが、今回はその途中での退任となる。CBSの報道によれば、関係者の話として、ヘグセス国防長官は自身やトランプ大統領が描く陸軍の構想を実行できる人物を後任に据えたい考えだとしている。
具体的な後任候補として、ヘグセス氏の上級軍事補佐官を務めた経験があるラニーブ陸軍副参謀総長の起用が浮上している。これは、トランプ政権が軍内部での人事刷新を進めている一環と解釈できる。
トランプ政権による軍高官の解任が相次ぐ
今回のジョージ氏の退任は、トランプ政権が進める軍再編の動きの一部とみられる。同政権はこれまで、バイデン前政権下で承認された米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長を含む、複数の米軍高官を解任してきた経緯がある。
パーネル氏はXでの投稿で、「ジョージ氏が長年にわたりわが国に貢献したことを感謝する」と述べたが、退任の具体的な理由については説明を避けた。この点からも、政治的圧力や方針の不一致が背景にある可能性が指摘されている。
米軍内部では、今後の人事異動や政策転換に注目が集まっており、国防戦略に与える影響が懸念材料となっている。関係当局からのさらなる詳細な発表が待たれる状況だ。



