米政権が超加工食品の抑制を推奨、国民の健康改善へ新たな指針を発表
トランプ米政権は、工業的に製造された「超加工食品」や糖類などの過剰摂取を控えるよう国民に呼びかけている。この動きは、成人の7割以上が肥満もしくは過体重であるという深刻な状況を背景としており、過度に加工された食品に依存する現代の食生活が大きな要因だと訴えている。
「リアルフードを食べよう」をスローガンに政府指針を改定
政権は「リアルフード(本物の食品)を食べよう」をスローガンに掲げ、食事に関する政府指針を改定した。この指針では、超加工食品について、ナトリウムや脂肪、添加物を過度に含むケースがあると明確に指摘している。さらに、疾病対策センターが実施した調査結果を公表し、ピザやスナック菓子、菓子パンなどの超加工食品が米国民のカロリー摂取に占める割合が、成人で5割を超え、18歳以下では6割を上回っていたことを明らかにした。
ボクシングの元王者マイク・タイソン氏も広告で協力
国民へのアピールを強化するため、ボクシングの元ヘビー級世界王者であるマイク・タイソン氏が広告に登場し、健康的な食生活の重要性を訴えている。この取り組みは、幅広い層にメッセージを届けることを目的としており、特に若年層への影響が期待されている。
指針が対象とする具体的な食品成分
政府指針は、でんぷんから製造され、果糖ブドウ糖液糖などの表示で清涼飲料水に広く使われる「異性化糖」や砂糖などを挙げ、摂取制限を推奨している。また、アスパルテームなど、ほとんどカロリーを含まない「非栄養性甘味料」や、人工的な香料、着色料、保存料の摂取も制限するよう求めている。これらの成分は、長期的な健康リスクを高める可能性があると指摘されている。
この新指針は、肥満や関連疾患の予防を目指し、国民の食生活の改善を促すことを目的としている。政権は、リアルフードの消費を増やすことで、医療費の削減や生活の質の向上につなげたい考えだ。今後も、教育キャンペーンや政策支援を通じて、健康的な食習慣の普及に努めていく方針を示している。



