ギャラップ社、90年近く続いた米大統領支持率調査を終了 トランプ氏は「詐欺」と批判
米議会専門紙ヒルは2026年2月11日、調査会社ギャラップが米大統領の支持率に関する調査を終了したと報じた。この調査はフランクリン・ルーズベルト大統領時代の1938年に始まり、90年近くにわたって政権運営の評価を測る重要な指標として継続されてきた。しかし、昨年12月の調査を最後に、長年の歴史に幕を下ろすこととなった。
最後の調査結果と歴代大統領の支持率
最後となった昨年12月の調査では、トランプ大統領の支持率は36%だった。ギャラップの調査によると、在任中の支持率平均が最も高いのはケネディ大統領(1961~1963年)の70.1%で、アイゼンハワー大統領(1953~1961年)が65.0%で続く。一方、最も低かったのは1期目のトランプ氏(2017~2021年)の41.1%で、バイデン大統領(2021~2025年)が42.2%で2番目の低さとなっている。トランプ氏の昨年12月までの2期目の支持率平均は41%だった。
トランプ氏の批判と調査終了の背景
トランプ氏は自身の支持率が低く出た世論調査をたびたび批判しており、「詐欺調査を食い止めるため、あらゆる措置を講じる」と訴えてきた。このような批判が、調査終了の決定に影響を与えた可能性も指摘されている。ギャラップ社は、90年近く続いた伝統的な調査を終了する理由について、詳細な説明を公表していないが、政治的な圧力や調査の信頼性に関する議論が背景にあるとみられる。
米国の政治分析家たちは、この調査終了が、米国における世論調査の将来や民主主義の透明性に与える影響について懸念を示している。ギャラップの大統領支持率調査は、歴史的なデータを提供し、政権の評価に不可欠な役割を果たしてきただけに、その終了は大きな衝撃を与えている。



