米軍、対イラン攻撃でトマホーク850発以上使用 在庫不足に警戒感
米紙ワシントン・ポストは27日、米軍が対イラン攻撃開始から4週間で巡航ミサイル「トマホーク」を850発以上使用したと報じた。消費ペースが非常に速い一方、生産量には限界があるため、国防総省内部では在庫不足を警戒する声が高まっているという。
トマホークの特徴と使用状況
トマホークは水上艦や潜水艦から発射可能な米国製巡航ミサイルで、最新型は射程約1600キロに達する。重要施設などへの精密攻撃に用いられることが多い。
同紙によれば、これらのトマホークの多くは、2月28日に開始された対イラン軍事作戦の初期段階で発射された。米当局者は、中東地域に残る在庫が「憂慮すべきほど少ない」状態であると指摘している。
在庫不足への対応策
この状況を受け、国防総省では以下のような緊急の協議が必要になるとされている。
- インド太平洋を含む他の地域からのミサイル移転
- 生産ラインの増強による増産の実施
- 在庫管理の見直しと戦略的配分の検討
トマホークの大量使用は、現代の軍事作戦における弾薬消費の速さを浮き彫りにしており、長期的な紛争に備えた備蓄の重要性を改めて示す事例となっている。
米軍関係者は、中東での作戦継続には持続的な補給が不可欠だと強調。在庫不足が作戦能力に影響を与える可能性について、深刻な懸念を表明している。



