米国防予算が大幅増額要求、トランプ政権が240兆円規模を提案
トランプ米政権は3日、2027会計年度(2026年10月~2027年9月)の予算編成において、国防関連予算を前年度比42%増の1兆5千億ドル(約240兆円)とする要求を発表しました。この要求は、政策的判断で規模を決定する「裁量的経費」の一部として示され、ワシントンのホワイトハウスから共同通信を通じて明らかになりました。
国防以外は削減、議会への承認求める
トランプ大統領は、国防予算の大幅増額と同時に、国防以外の分野については10%の削減を意向として示し、議会に対して承認を求めています。米メディアによれば、この要求通りに予算が成立した場合、米国の国防費は史上最大規模となる見込みです。
ホワイトハウスはこの予算案について、「米国が世界で最も強力かつ有能な軍隊であり続けることを保証する」ためのものだと説明しています。これは、イランとの交戦を続けるトランプ氏の優先政策が反映された形と見られています。
議会との調整が焦点、実現の見通しは不透明
しかし、米国における予算編成権は議会が有しており、大統領の方針通りに予算が実現するかどうかは現時点で見通せない状況です。議会との調整が今後の焦点となるでしょう。
この要求は、国際情勢の緊迫化を背景に、軍事力強化を図るトランプ政権の姿勢を鮮明にしたものです。以下に主なポイントをまとめます。
- 国防予算:1兆5千億ドル(約240兆円)を要求
- 増加率:前年度比42%の大幅増
- 国防以外:10%削減の意向
- 背景:イランとの交戦継続など、安全保障上の課題
今後の議会審議では、予算規模の妥当性や他の分野への影響が議論されることが予想されます。国際社会においても、米国の軍事支出の拡大が地域情勢に与える影響が注目されるでしょう。



