兵庫県丹波篠山市、城下町地区の市営駐車場料金を20年ぶりに値上げへ
丹波篠山市、城下町駐車場料金を20年ぶり値上げ (21.02.2026)

丹波篠山市、城下町地区の市営駐車場料金を20年ぶりに大幅値上げへ

兵庫県丹波篠山市は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている城下町地区において、市営駐車場11か所の料金を2026年7月から値上げすることを決定しました。これは約20年ぶりの料金改定となり、観光客による混雑緩和と市の収入増加を主な目的としています。

料金改定の詳細と背景

計画によると、普通車の駐車料金は現行の1時間台200円、2時間以上400円(一部駐車場を除く)から、1時間以上一律500円に統一されます。さらに、繁忙期とされる4月、5月、9月、10月、11月には、同様に800円に設定されます。一方、1時間未満の利用については、これまで通り無料(一部駐車場を除く)が維持されます。

この値上げは、市内で秋に特産の黒枝豆を目当てに訪れる観光客などの車が城下町に集中し、混雑が深刻化していることに対応するためです。市は流入車両の抑制を図り、年間約5000万円の増収効果も見込んでいます。関係条例改正案は既に市議会に提出されており、正式な承認を待っています。

駐車場の歴史と利用状況

丹波篠山市では、国史跡である篠山城跡の三の丸西、大手前南、裁判所北の各駐車場を2006年1月から有料化し、その後も城下町内で駐車場を増設してきました。現在、これらの市営駐車場では年間約13万台の利用があり、観光地としての需要を支えています。

市地域整備課の担当者は、「城下町以外で市が管理する無料駐車場なども積極的に利用していただき、混雑の緩和に協力してほしい」と述べています。この措置は、伝統的な街並みを保全しながら、持続可能な観光開発を推進する試みとして注目されています。