英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は4月30日、イスラエルがアラブ首長国連邦(UAE)に対し、最新鋭のレーザー迎撃システムを供与したと報じた。これはイランからの攻撃に直面するUAEの防空能力を強化する措置とみられる。
防空システム「アイアンドーム」の国外初提供
米メディアによると、イスラエルはUAEに対して、自国の防空システム「アイアンドーム」を国外向けに初めて提供していた。これに加え、今年初めにイスラエル国内で導入された新型防空システム「アイアンビーム」も供与された。アイアンビームは高出力レーザーを照射し、ミサイルや無人機を撃墜する能力を持つ。
監視システム「スペクトロ」も供与
FTの報道によれば、UAEはイスラエルから軽量の監視システム「スペクトロ」の供与も受けた。これにより、イランから飛来する攻撃型無人機「シャヘド」を最大20キロ離れた場所から探知できるようになった。これらのシステムは、UAEの防空網を大幅に強化するものと期待されている。
イスラエルとUAEは2020年のアブラハム合意以降、関係を正常化し、防衛分野での協力を進めている。今回の供与は、中東地域における安全保障協力の新たな段階を示すものだ。



