ニュージーランドで加古川市寄贈の「平和の鐘」盗難、防犯カメラ映像に映る白色トラックが手がかり
NZで加古川市寄贈の「平和の鐘」盗難、防犯カメラに白色トラック (27.02.2026)

ニュージーランドで加古川市寄贈の「平和の鐘」が盗難被害、捜査は難航

ニュージーランド・オークランド市において、兵庫県加古川市が寄贈した銅製の「平和の鐘」が昨年11月に何者かによって盗まれたことが明らかになった。現地警察は防犯カメラの映像解析を進めているが、容疑者を特定する決定的な手がかりは得られておらず、新たな情報が提供されない限り、捜査は暗礁に乗り上げる可能性が高い。

姉妹都市の絆を象徴する鐘が突然消失

加古川市は1992年にワイタケレ市(現オークランド市)と姉妹都市提携を結び、両市の友好関係を深めてきた。盗難に遭った「平和の鐘」は、この姉妹都市協力の一環として整備された日本庭園の一角に設置されていた。昨年11月11日、市職員が鐘がないことに気づき、事件が発覚した。

警察の調査によれば、周辺の防犯カメラには、事件が発生したとみられる11月10日未明に、日本庭園周辺に白色のトラックが接近し、約5分後に去っていく様子が記録されていた。しかし、車両の詳細な特徴やナンバープレート、乗車していた人物の特定には至っておらず、捜査は難航している。

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国際的な友好のシンボルが失われた衝撃

この「平和の鐘」は、単なる装飾品ではなく、加古川市とオークランド市の長年にわたる文化交流と平和への願いを象徴する重要なアイテムであった。日本庭園内に設置されていたことから、地元住民や観光客にも親しまれており、その消失は地域社会に大きな衝撃を与えている。

現地警察は、防犯カメラ映像のさらなる解析や、近隣住民への聞き込みを継続しているが、現時点では容疑者の目星すらつかない状況だ。関係者からは「新たな証言や情報がなければ、捜査の行き詰まりは避けられない」との懸念の声が上がっている。

今後の対応と課題

加古川市側は、事件の経緯を注視しており、必要に応じてオークランド市と連携した対応を検討している。一方、オークランド市では、日本庭園のセキュリティ強化を図る動きも出始めており、再発防止策が急務となっている。

この事件は、国際的な友好の絆を損なうだけでなく、文化財的な価値を持つ物品の防犯対策の重要性を改めて浮き彫りにした。捜査関係者は「何らかの手がかりを得るため、市民からの情報提供を呼びかけたい」と訴えている。

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