国際刑事裁判所、比元警察長官デラロサ氏に逮捕状 麻薬戦争巡り
比元警察長官デラロサ氏に逮捕状 ICC、麻薬戦争巡り

国際刑事裁判所(ICC、赤根智子所長)は11日、人道に対する罪の容疑でフィリピンのデラロサ上院議員(64)に逮捕状を出していたと明らかにした。デラロサ氏は、強権的な薬物対策「麻薬戦争」を巡り起訴されたドゥテルテ前大統領の下で国家警察長官を務めていた。逮捕状は昨年11月6日に発付されていた。

逮捕状執行の試みと逃走

ロイター通信によると、今月11日にマニラで上院の会合に出席したデラロサ氏をフィリピン警察当局者が追跡。ICCの逮捕状を執行しようとしたとみられるが、デラロサ氏は逃走し、上院の保護監督下に置かれた。デラロサ氏が公の場に姿を見せたのは昨年11月以来となる。

デラロサ氏の役割と容疑

デラロサ氏は、ドゥテルテ氏の大統領就任に合わせて2016年7月に国家警察長官に就任し、数千人が超法規的に殺害されたとみられる「麻薬戦争」をドゥテルテ氏と共に主導した。逮捕状は、デラロサ氏が長官在職中の18年4月までに、少なくとも32人の殺害に関与した疑いがあるとしている。

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この逮捕状の発付は、ICCがドゥテルテ前大統領に対する捜査を進める中で行われた。ドゥテルテ氏は2025年3月にICCに移送され、現在も拘留されている。デラロサ氏の逮捕状執行は、フィリピン国内で政治的波紋を広げている。

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